個性を解放し、魂の道にそって人生を開花させるための人間理解術
エニアグラム・ダイナミクス
メンタル・コーチの澄田 順子です。
エニアグラムの観点から見た、子どもの資質とかかわり方についてお伝えしています。
なぜこの子はこういう性格なのだろう?どうやったらいい関りができるだろう?そんな疑問の解決にお役立てください。
タイプ1の子どもとは

タイプ1の子ども
- 人が多い場面では緊張しやすく、ハメが外せない
- まじめで、先生の指示を 懸命に守ろうとする
- 怖いものが4つ以上ある(雷・ばい菌・男性・お化け など)
- 恥ずかしがり屋で、家の外では自分を出さず大人しい
- こだわりが強く、その通りにならないとパニックを起こす
- 細かいことが気になり、ちゃんとしていないと気がすまない
※ほんの一例です
明るくまじめで、責任感が強く、悪いこと・間違ったことを見つけたら放っておけず、注意したり迷わず先生に報告したりするような、しっかりした子です。
なんでもまじめに受け止めるので、ジョークが通じないところがあります。アドリブが苦手で、ハメをはずすことができず、ちゃんとしていない人を嫌います。
どんな時でも「きちんと」を求めるので、「何とかなる」「テキトーにやればいい」「とりあえず」といういい加減な表現では、どう動いていいのかわからず混乱します。また、そうやって行ってくる人を嫌います。
全体を見渡して作業することが苦手です。些細なところにこだわりすぎて、さほど重要でないところに時間をかけてしまい、作業が停滞します。自分が決めたとおりにプロセスが進まないことにイライラします。
宿題や課題も、きちんとやってきます。「がんばる」ということにもっとも価値を置いており、努力家です。それは「頑張ればうまくいく」「努力は必ず報われる」という確信を持っているからです。
しかし、努力しても結果が実を結ばないことも、人生にはあります。このタイプの子は、決めたとおりにできなかった、思ったようにできなかった、という状にものすごくストレスに感じ、落ち込みます。
思った結果が得られないと「頑張りのたりない自分」を責めがちです。自己評価が低く、「恥の感情」が強いので、子どもの頃は、引っ込み思案で恥ずかしがりや、大人しく内向的な子もいます。
こういった感情が強くなれば、行きしぶりや不登校になる子もいて、そういった兆候がないか注意を払う必要があります。
このタイプの子が、ここまで「頑張ること」に価値を置くのはなぜでしょう?
父親・母親自身が、もともと完璧主義で、よき人であろうと自分を律して生きているような場合、子どもはその思考パターンを自然とモデリングし、清く正しく、きちんとした子であろうとします。
親が精神的に成熟し、子どもに対して理解と寛容性を持っていれば、子どもにとって良いお手本となるでしょう。
ところが、親が自分のことを棚に上げて、子どもにばかり多くを求めるような場合。小さなことにまでこと細かに手出し口出しし、それが親の価値観に基づく偏ったルールだった場合、どうでしょうか?
そして、守らなければ、激しく叱責する、責める、罰を与えるようなものならどうでしょうか?こういった親は、子どもが怠けると厳しく叱りますが、頑張っていてもほめません。
子どもはひたすらその言いつけを守ることが第一目的になります。その都度その都度、親の言いつけ、期待に頑張ってこたえることが、自分の本分になります。
親の態度に一貫性がなければ、何か言われるたびに、子どもは「何が正解か」探して、常に緊張を強いられることになります。
子どもは、すべての行動が、楽しみよりも、義務を果たすためのものになってしまいます。楽しむことに罪深さを感じ、芯からリラックスすることができません。
正しくあろうとして、自分を押さえ、親の言いつけを忠実に守ろうとしてきた結果、思春期あたりから、抑圧された感情が表面化することが多いです。
親への猛烈な怒り、強迫障害、不安障害など、精神的不安定となってあらわれます。
もちろん、親がこういった厳しい子育てをしていなくても、お子さんがそんなふうに受け止めてしまう、ということが起こります。お子さんのもともとの気質や胎内記憶(バーストラウマ)などが影響していることがあります。
タイプ1の子どもに接するポイント
1. どっしりとかまえて一貫した態度を貫く
大人の言動が気分によってコロコロ変わると、子どもを混乱させます。このタイプの子どもは、「一貫した正しさ」をよりどころにします。
2. あいまいさな態度をとらない
「テキトーに」「とりあえず」というようなあいまいな表現では、何をしていいのか混乱して、相手に不信感を抱きます。特に作業や課題に関しては、具体的に伝えるようにしましょう。
3. まじめさや細かさをあしらわない
理屈っぽくかた苦しさを感じることもありますが、それを軽くあしらわないようにしましょう。本人が頑張っているときに「きちんとやらないと」「間違えないようにね」などと言うと、プレッシャーになります。
さいごに
子どものエニアグラムタイプは、人格が成長途中なこともあり、流動的です。エニアグラムを学んだことのない人が、説明書きを読んだだけでタイプを見出すことは、至難の業です。
もし、お子さんの性格が理解しがたい、扱いづらい、ということでお悩みの場合、お一人で抱えず、お早めに私たち専門家にご相談ください。
私たちは、お父さん・お母さんのありかたを否定したり、批判したりすることはありません。なぜなら、お子さんに問題が現れている場合、一番救いを必要とし、癒しが必要なのは、お父さん・お母さんだからです。
私自身も、3人の子育てをする中で、「母として非難されるのではないか」と誰にも相談できず自分を責め続ける日々を過ごしました。自分の心の内を、信頼できる誰かに話すことで、暗いトンネルから出るきっかけを得ました。
お話になることで、心が軽くなり、解決のための方策が見つかるかもしれません。

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